【短編】不器用彼女*2
不器用彼女*2
変化★貴
窓の外から、温かい風が教室の中へと入ってくる。
風に靡く髪なんてお構い無しに、俺はボーっとする。
これが最近の日課。
だった暇人な俺だったけど。
最近日課になりつつある事がある。
それは……。
俺の大好きな和泉チャンを眺める事。
昼休み。
今日もカウンターに頬杖をついて、微笑みを隠せません。
すると、ニコニコ笑いながら見つめている俺に気づいた和泉チャン。
あ。こっち向いた。
それだけで嬉しくって俺は満面の笑みを和泉チャンに向けた。
あぁ〜やっぱ和泉チャン可愛いなー。