キャラメルと会長様。
「ご馳走さま。
これ、どこに持ってったらいい?」


「あ、そのままで大丈夫です。」


「そう?

じゃあ、そろそろ おいとまするよ。」


え?もう?
もう少し一緒に居たいって思ってるのは、やっぱ私だけなんだ…。


「もう…ですか?」


思わず口から零れる。

すると会長は舌打ちをした。


「星野、今の状況わかってる?
俺だって男なんだよ?
家に高校生男女が二人きりでナニもないって保証はないんだよ。」
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