キャラメルと会長様。
「えっ。」


《カアア》


顔が熱くなるのがわかる。
それって……。


「な?だから、帰るよ。」


「……はい。」


やっぱり少し名残惜しいけど、仕方ないか。


ガチャッ


「じゃあ、また明日。」


「あ。会長!ちょっと待ってて下さい!」


そう言って私は台所まで走っていった。
あるものを取るために……。
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