キャラメルと会長様。
それは一緒にいた友達と二人がかりで除けることにした。


私は、せめてものお詫びとしてその荷物を運ぶことにした。


「あの、私手伝います。
百々、先行ってて。」


「あ、あたしも手伝うよ。」


百々の気持ちは嬉しかったけど、やっぱり申し訳なくて先に行ってもらうことにした。


「あの、どれを運んだら…。」


「えっと…じゃあ、それとこれを頼む。」


「はい!」


比較的軽いものを頼んだこの人に、少し好感が持てた。


先ほどの少し恐い雰囲気が嘘のようだった。
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