【短】甘い夜の訪問者
「確か伶(れい)がここの大学行ってたよな、と思って。」




ホテル探すよりも手っ取り早そうだったから来たんだ。


先生は相変わらず奇麗な顔で微笑みながら言った。




先生はあたし達が高校生だった時まだ24で、


あたし達には先生というよりお兄ちゃんみたいな感じだった。



整った俳優のような顔立ちに長身。


人目を引かずにはいられないような容姿だった。


< 10 / 32 >

この作品をシェア

pagetop