【短】甘い夜の訪問者
そう思ったら、余計涙が流れた。
「うっ…」
「そんなこったろうと思って来たんだ。
…まったくあいつはしょーもねぇ男だ。
こんな綺麗な伶を手放すなんて。」
先生の大きな手が、あやすようにあたしの背中を撫でる。
「先、生…あ、たし、眠れない、の…」
涙でとぎれとぎれになりながら、それでも言葉は溢れた。
「うっ…」
「そんなこったろうと思って来たんだ。
…まったくあいつはしょーもねぇ男だ。
こんな綺麗な伶を手放すなんて。」
先生の大きな手が、あやすようにあたしの背中を撫でる。
「先、生…あ、たし、眠れない、の…」
涙でとぎれとぎれになりながら、それでも言葉は溢れた。