【短】甘い夜の訪問者
「いいよ。」
そして先生はもう一度、あたしに甘い液体を注いだ。
「伶…」
ミルクティーに負けず劣らずの甘さ加減で、先生があたしの名を呼ぶ。
易々とあたしの口内に入る舌。
もうミルクティーが甘いのか、先生の舌が甘いのか分からない。
…けれどそんなの、どうでも良いと思った。
そして先生はもう一度、あたしに甘い液体を注いだ。
「伶…」
ミルクティーに負けず劣らずの甘さ加減で、先生があたしの名を呼ぶ。
易々とあたしの口内に入る舌。
もうミルクティーが甘いのか、先生の舌が甘いのか分からない。
…けれどそんなの、どうでも良いと思った。