【短】甘い夜の訪問者
びっくりしたなんてもんじゃなかった。






だけど寂しさを、甘いミルクティーと一緒にすっと取り去ってくれた先生を

愛しいと思い始めている自分に気付かないふりをするのは無理な話だった。





ずっとこの腕に、抱き締めていて欲しいと思う。

ずっと隣に、居てほしいと思う。




ただ一人が寂しいからなの…?


そう自問もした。

でも、うまく言えないけど先生に抱き締められた時何か、
何か、感じた気持ちは…




寂しいから誰でも良いなんてものじゃなかった。




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