【短】甘い夜の訪問者
ピンポーン…



それはある夜のこと。



いつものように眠れず、もう何度も何度も読んだ文庫本を読んでいたとき。


チャイムが鳴った。


もう日付も変わってる時間。



誰だろうこんな時間に…

怖いな…


あたしの家は大学から少し離れたところにあるので
終電を逃した友達が押し掛けてくる、なんてこともない。


2年付き合ってた彼氏とも1ヶ月前別れた。


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