Spring
-----その頃の飛鳥-----
――・・・ドンッ!
飛鳥はミサを壁に投げつけた。
「てめぇっ!瑠璃になにしやがった!」
「――っ!私、あの方の背中を軽く押しただけですわっ!!」
「じゃあ、なんで瑠璃は…瑠璃はっ!死んでしまったんだよ!!!」
「そんなの、私が知るわけないでしょう!!」
「この人殺しっ!」
飛鳥はミサの胸ぐらを掴んで殴ろうとした。
その時、ミサが大泣きをしながら言った。