Spring

「私だって・・・まさか舞台から突き落として・・・グスッ・・死んでしまうなんておもってもなかったのですもの・・・・!!」

「お前が殺したに変わりはねぇよ!」

ドガッ


沙弥は殴られて瑠璃の死体の横に倒れた。


「ご・・・ごめんなさ・・――」


「―謝って済む問題じゃねぇよ。」



「東条さん・・・お願い・・・。目を開けて・・・。お願いっお願い!!」

「どけっ!お前は先生でも呼んでこい!」


ミサは猛スピードで走って先生を呼びに行った。



他の生徒や司会の人は、みんな外にだされた。



「なあ、瑠璃。聞こえるか?
まだお前の心は生きてるじゃねぇか?

死ぬなんてありえねぇよ・・・。

なぁ、頼む!目を開けてくれよ・・・。
お前なしで生きていけねぇよ・・・。


瑠璃っ・・・瑠璃っ瑠璃――・・・」










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