Spring
飛鳥と瑠璃は渡り廊下から落ち葉を見つめた。
「私、落ち葉が嫌いなの・・・。」
「えっ?」
「あ、えっと・・・。なんか落ち葉見てたらイライラしちゃうっていうか・・・。」
「・・・・なぁ、瑠璃・・・。いや、瑠璃じゃない誰か知らないやつ。お前、何者なんだよ?」
「私は私・・・。貴方はしらなくても・・・。私は・・・・」
飛鳥は最後のほうが聞き取れなかった。
「聞こえない。何て言った?」
「・・・・ハッ!」
瑠璃は猛スピードで走って逃げた。
「待てっ!おい!」
飛鳥は追いかけた・・・。