夜桜☆ヘブン
「ご名答……と誉めてやりたいとこだが、気がつくのが遅そかったな」
「何!?」
「悪党どもは俺たちが掃除してやった。フフフ」
──悪党ども!?
俺は彼の言葉に反応して辺りを見回した。
「これは……」
冥の言葉の方が早かった。
俺たちが追っていた浦野たちの無惨な姿がそこにはある。
どうやら血のニオイの元はこれらしい。
「待て!何も殺す必要はなかったハズだ!何故、殺した……?」
河上という男はこの場から去ろうとして、近藤さんの方を見た。
「忘れたのか?俺たちの目的は一つだったハズだ」
「……河上」
「ま、今のお前にはそんなことは昔の戯れ言だろうけどな」
そう言い放ち男は去って行った。
近藤さんとこの男の間に何があったのだろう──
それはまだ俺は知らない領域……これ以上聞いていいものなのか。
「近藤さんとあの男は昔、悪人斬りをしていた暗殺組織『天誅』でパートナーを組んでいたんだ」
永倉さん……
「私も聞いたことあるよ。中でも二人は最強と言われていたって」
永倉さんも冥も詳しいとこまでは知らないようだ。
こんな俺でも一つ感じたことがある。
それは──
神撰組の本当の『敵』は奴ら(威神)なのかもしれないということ。
「何!?」
「悪党どもは俺たちが掃除してやった。フフフ」
──悪党ども!?
俺は彼の言葉に反応して辺りを見回した。
「これは……」
冥の言葉の方が早かった。
俺たちが追っていた浦野たちの無惨な姿がそこにはある。
どうやら血のニオイの元はこれらしい。
「待て!何も殺す必要はなかったハズだ!何故、殺した……?」
河上という男はこの場から去ろうとして、近藤さんの方を見た。
「忘れたのか?俺たちの目的は一つだったハズだ」
「……河上」
「ま、今のお前にはそんなことは昔の戯れ言だろうけどな」
そう言い放ち男は去って行った。
近藤さんとこの男の間に何があったのだろう──
それはまだ俺は知らない領域……これ以上聞いていいものなのか。
「近藤さんとあの男は昔、悪人斬りをしていた暗殺組織『天誅』でパートナーを組んでいたんだ」
永倉さん……
「私も聞いたことあるよ。中でも二人は最強と言われていたって」
永倉さんも冥も詳しいとこまでは知らないようだ。
こんな俺でも一つ感じたことがある。
それは──
神撰組の本当の『敵』は奴ら(威神)なのかもしれないということ。