夜桜☆ヘブン
隊長の過去
「今日はいろんなことがありすぎだな」
あれから調査も一時中断、今日のところはお開きとなった。
神撰組のアジトに戻った後、俺は家の方向が一緒の冥と暗い夜道歩いていた。
因みに永倉さんの家は俺たちとは反対方向らしい。
隊長は──なんとなく元気なかった。
俺と冥がアジトを出る時もまだ居たっけ。
「まぁ、私にとってはいつものことだけどね」
「そーいや、冥の超能力って何なんだ?まだ聞いてなかったよな、確か」
「そうだっけ?じゃあ、質問!!何だと思う?」
えっ……、
まさか逆に聞かれるはめになるとは……う――ん……
『本当に分からないみたいね』
今、冥の声が……
『私の能力はこれ!!』
「テレパシーだ!!」
「そう!!正解!!」
一つ一つ俺の知らなかったことが明らかになる度に、
この組織の一員になったことを実感していく……
「あ、いけね……」
「どうしたの?」
「バック忘れてきちゃった」
もうすぐ家に着くし、今更引き返すのもめんどくさいよなぁ。
「じゃ、戻ろ!!」
「いいよ、明日で……大したもんは入ってないから。それに貴重品は身に着けているしさ」
「あれを使えば簡単じゃない。時間的にもそろそろ使えると思うんだけど」
――あれ?
「テレポーテーション!!」
あれから調査も一時中断、今日のところはお開きとなった。
神撰組のアジトに戻った後、俺は家の方向が一緒の冥と暗い夜道歩いていた。
因みに永倉さんの家は俺たちとは反対方向らしい。
隊長は──なんとなく元気なかった。
俺と冥がアジトを出る時もまだ居たっけ。
「まぁ、私にとってはいつものことだけどね」
「そーいや、冥の超能力って何なんだ?まだ聞いてなかったよな、確か」
「そうだっけ?じゃあ、質問!!何だと思う?」
えっ……、
まさか逆に聞かれるはめになるとは……う――ん……
『本当に分からないみたいね』
今、冥の声が……
『私の能力はこれ!!』
「テレパシーだ!!」
「そう!!正解!!」
一つ一つ俺の知らなかったことが明らかになる度に、
この組織の一員になったことを実感していく……
「あ、いけね……」
「どうしたの?」
「バック忘れてきちゃった」
もうすぐ家に着くし、今更引き返すのもめんどくさいよなぁ。
「じゃ、戻ろ!!」
「いいよ、明日で……大したもんは入ってないから。それに貴重品は身に着けているしさ」
「あれを使えば簡単じゃない。時間的にもそろそろ使えると思うんだけど」
――あれ?
「テレポーテーション!!」