私の可愛い小悪魔BOY
「ここで話さない?」
店を出て10分ぐらい歩いた所に
静かな雰囲気の公園があった。
私は頷いて公園の中のベンチに座った。
拓海も隣りに座る。
「拓海…あの…」
話したいことがありすぎて
うまく言葉にできない…。
「大人っぽくなったね、美優」
「えっ…?」
「綺麗になったよ」
「あ、ありがと…」
なんだか恥ずかしかった。
拓海に見つめられてる。
それだけのことで顔が熱くなる。
「た、拓海こそ…」
「俺も変わった?」
「うん。少しだけ」
「でもすぐ気づいてくれたな」
「分かるよ…」
拓海なら一目で分かるよ…。
私はその言葉を飲み込んだ。