私の可愛い小悪魔BOY
♪~♪~♪~
静かな公園に音楽が鳴り響く。
拓海が携帯を取り出した。
「はい、もしもし…あぁ」
私は心臓がバクバクいってた。
今…お、おでこにキスしたっ!?
「…分かったよ。じゃあな」
拓海が電話を切った。
そして私を見て笑った。
「顔、真っ赤だよ」
「う、うるさい」
「こんな暗いのに分かるほど」
拓海はクスッと笑った。
「俺、もう帰らないといけないから」
「え…そっか…」
「あのさ…1つだけ言っとく」
「へ?」
「美咲と付き合ったことはないから」
え………?
呆然としてる私に
拓海は手を振って去っていった。
ど、どうゆうことーっ!?
追いかけようとして
ベンチから立ち上がった。
けど拓海は見当たらなかった。