私の可愛い小悪魔BOY
「ありがとうございましたっ」
俺は海さんに頭を下げた。
今日でバイトは終わりだった。
「おぅ!元気でなっ」
「はいっ」
「…あの事故も気にすんなよ?」
「…はい…」
俺は小さく頷いた。
隣りにいた美咲が息を吸う。
「じゃあねっ!おじさん」
「美咲もな!長い間ありがとな!」
美咲はニコッと笑った。
俺は美咲の荷物も持つ。
「じゃあ行こっか、美咲」
「うんっ」
美咲と駅に向かって歩き出した。