私の可愛い小悪魔BOY
「じゃあな」
美咲を家の前まで送った
俺は手を振って離れようとした。
でも美咲は俺の腕を掴んだ。
「明日…泊まってかない?」
「…美咲の家に…?」
「部屋はいっぱいあるからっ」
「…どうして?」
「宿題終わってないから…」
「えぇっ!?」
俺はバイトの休憩時間に
宿題を全部終わらせてた。
困った人はほっとけない。
「分かった。手伝うよ」
「ありがとう」
「どういたしまして」
結局、夏休みが終わるまで
美咲への連絡はしなかった。
どうせもうすぐ学校だし…。
でもそんな考えは甘かった…。