私の可愛い小悪魔BOY
「拓海から聞いてるよー!」
「は、はい…」
「あ、ゴメンねーっ」
「へ?」
河原さんが謝ってきた…?
なんでいきなり…?
「あたし…酷いことしちゃったよね」
「い、いえ!別に」
悲しそうな顔をされて
私は焦ってしまった。
「あたしなりに反省したんだよ?」
「そ、そう…」
とりあえず笑顔を作る。
拓海と翔太は私たちを見てるだけ。
「んで!今では拓海とは親友って感じ!」
「へ…?そうなの…?」
「うん!だからあたしの家に呼んだのよ?」
なるほど…。
私は納得した。
拓海が地元に帰ってすぐに
河原さんの家に行ったのは
親友の河原さんに
呼ばれたからなんだ…。