私の可愛い小悪魔BOY
「でも…調べるってなにを?」
「だからぁー!性格とか友達とか!」
「…。」
黙ってると河原さんは
どんどんしゃべってきた。
「美優ちゃんだって気になるでしょ!?」
「え…私が…?」
「そうよ!翔太の好きな人のこと!」
確かに考えてみると私も気になる…。
てゆうか胸がズキズキする…。
この気持ちってもしかして…。
「…分かった。調べる」
「やったぁー!」
河原さんはニッコリ笑った。
そして私の手を握る。
「よろしくねっ!」
「は…はい…」
私は河原さんの気迫に
押されて苦笑いした。
その後も河原さんの恋愛話に
何時間も付き合わされてしまった…。
結局家に帰れたのは
お昼になってからだった。