私の可愛い小悪魔BOY
「誰と話してるんだろ…?」
私は不安になりながら
翔太をじっと見つめた。
もしかして真田さんと…?
でも学校内で…?
私の頭の中でいろんな
考えがグルグル回ってた。
「…あぁ…分かった」
翔太は笑顔で電話を切った。
なに話してたんだろ…?
「誰からだったの?」
「…優奈」
翔太は少し困った顔をした。
やっぱり真田さんだったんだ…。
不機嫌そうな私を見た
翔太は妖しい笑みを浮かべた。
「美優…秘密守れるほう?」
「え…。うん!」
「じゃあ放課後に校門とこ」
翔太はそれだけ言って
スタスタと屋上から出てった。
え?え?え?
戸惑っている私に
チャイムが聞こえてきた。
と、とにかく放課後!!
私は気合いを入れた。