私の可愛い小悪魔BOY
「酒井先生!」
「はい?」
職員室の自分の荷物から
弁当を取りだしたところで
誰かに後ろから話しかけられた。
そして振り向いてみると
笑顔の杉山が立っていた。
「貧血はもう大丈夫なんですか?」
「え…あぁ!はい!」
危ない危ない…。
仮病使ったことすっかり忘れてた…。
「あのぉー…」
「なんでしょうか?」
「良かったらお昼一緒にどうですか?」
「はぃ?…なぜ…?」
私には杉山の顔が赤くなった
意味がそのとき分からなかった。