私の可愛い小悪魔BOY


「今日からこの学校に来ました」

「あ、酒井美優といいます!」

「よろしくお願いします!」


私はそれだけ言うと
さっさとステージを降りた。

だって視線が痛いんだもん…。


「酒井先生!なんですかあの挨拶は!?」

「す、すいません…」


昨日の夜に頑張って徹夜で考えたのに。

メモはたぶん家の机の上…。


「では次に生徒会長挨拶」

「はい」


生徒の中から男子が1人立ち上がって
すたすたとステージに上がっていった。

女子からざわめきが起こる。

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