私の可愛い小悪魔BOY


「おはよう、藤宮くん」


井上さんも同じように
頭を下げて挨拶を返した。


だけど私は藤宮くんを見て
とてもイライラしてしまった。

今朝、昔の夢を見たことを
思いだしてしまったからだった。


「酒井先生?」


藤宮くんと井上さんが
不思議そうに私を見た。


「お、おはよう…藤宮くん」


慌てて苦笑いしたけど
藤宮くんは探るような目で
私をじっと見つめてた。

< 50 / 209 >

この作品をシェア

pagetop