私の可愛い小悪魔BOY


すごく真っ直ぐな瞳で
私のことを見つめてきた。

な、なんなの…?

意味が分からなくて
困惑してしまった。



チャイムが鳴って授業が終わる。


「じゃあ今日はこれで終わりっ」


杉山は私をじっと見つめながら
ゆっくりと教室を出ていった。

気持ち悪いやつー…。


そう思ってたら肩を叩かれた。

振り向くと笑顔の藤宮くん。


「話があるんですが…」

「う、うん…?」

「屋上まで来てもらえます?」

「いいけど…」

「あ、弁当も忘れずに」

「はい?」


聞き返す私を藤宮くんは
完全に無視して教室を出てった。


なんなのよ!!もう…!!


そう思いつつも私は
職員室に弁当を取りに行った。

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