私の可愛い小悪魔BOY


「夢を…見たの」

「?」


突然の私の呟きに藤宮くんは
戸惑った表情になった。


「昔の…付き合ってた頃の…」

「…あぁ」

「あなたと初めて会ったときも」

「やっと思いだしたのか」


藤宮くんはため息をついた。

そして空を見上げた。


「ベッドの下を探ってた変な女」

「そ、それは忘れてよっ」


第1印象がそれかよっ!?

私は藤宮くんの記憶力に驚いた。


「よく覚えてたねー」

「印象強かったから」

「え?そう?」

「美優が…俺を変えてくれたから…」

「は?どうゆうこと?」


藤宮くんの表情が真剣になってた。

私は意味が分からなくて困った。

< 55 / 209 >

この作品をシェア

pagetop