私の可愛い小悪魔BOY
「夢を…見たの」
「?」
突然の私の呟きに藤宮くんは
戸惑った表情になった。
「昔の…付き合ってた頃の…」
「…あぁ」
「あなたと初めて会ったときも」
「やっと思いだしたのか」
藤宮くんはため息をついた。
そして空を見上げた。
「ベッドの下を探ってた変な女」
「そ、それは忘れてよっ」
第1印象がそれかよっ!?
私は藤宮くんの記憶力に驚いた。
「よく覚えてたねー」
「印象強かったから」
「え?そう?」
「美優が…俺を変えてくれたから…」
「は?どうゆうこと?」
藤宮くんの表情が真剣になってた。
私は意味が分からなくて困った。