私の可愛い小悪魔BOY
「僕は別にバラしてもいいんですけどぉ~」
「…ゃ…やめて…ください…」
私は真っ直ぐに杉山を見た。
そんな私を見た杉山は顔が赤くなった。
「僕の言うこと聞いてくれますか?」
「…え…?」
「そしたらバラしませんけどぉ~」
「あ、はい!言うこと聞きます!」
私はすぐに頷いた。
仕事を押しつけられるとか
そういう内容だと思ったから。
「え、ほんとに?」
杉山は少し驚いて嬉しそうに笑った。
とにかく杉山に誰にも
言いふらしてほしくなかった。
「じゃあ明日の夜食事とかどうですか?」
「い…行きます…」
「そうですか!にひひっ」
杉山は気持ち悪く笑った。
やだなぁー…。
まさか明日
あんなことになるとは
考えもしなかった…。