私の可愛い小悪魔BOY

「ちょ、ちょっとー!!」


私の叫び声は藤宮くんには
全然聞こえてないみたいだった。

人の悩みも知らないで…!!


「…なんか悩んでる?」

「は、はぃ!?」

「いや…なんか表情暗い」

「あ…そうゆうこと」


ビックリしたー。

私の考えてることが
分かったのかと思った。


「杉山がさー…」

「あぁ、あいつ」


藤宮くんは少し不機嫌そうになった。

なんで杉山の話すると
機嫌悪くなんのかなー…?


「なんか…誤解してる」

「俺と美優のこと?」

「うん。付き合ってるみたいな」

「…うわー。それはやだな」

「どうゆう意味よ」


私が睨むと藤宮くんはクスッと笑った。