私の可愛い小悪魔BOY


「…というわけだったんだよっ!」

「へぇ…」

「すごくないかい!?」

「すごいです…」


早く家に帰りたかい…。

私はひたすらそう思ってた。

さっきから杉山は自分の
自慢話しかしてなかった。


「このデザートで料理終わりだね」

「そうですね…」


杉山はニヤニヤ笑いながら
私の隣りに座ってきた。

はぁ!?キモいーっ!!

鳥肌がたつ…。


「この後どっか行かない?」

「…どこに行きたいんですか?」

「んー…ホテルとか」


杉山は私の耳元でそうささやいた。

ゾクッと寒気がした。

私が黙ってると肩に手を置いてきた。


「緊張しなくていいんだよ?」


肩に置かれた手を必死に
どけようとしたけど動かない。

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