一瞬の輝き
2,3分経ってさっきの看護師さんが
点滴の袋を替えに来た。

プルルルッ プルルルッ プルルルッ

「あら、さっきの子じゃない?」

「あ、はい」

プルルルッ プッ

「小林です」

『あ、もしもし。
さっき掛けてきたのは輝か』

「そうです。」

『何か用?』

「あの、病院に来れないかな?」

『……今からか?』

「う、うん」

『ちょっと今からは…。
明日だったらいけるんだけど
今じゃなきゃダメ?』

「う、ア……。
明日で、いいよ。じゃあね」

プチッ

「ありがとうございました」

「いきなり切っちゃった
感じだったけど大丈夫だった?」

「…わかんない、」
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