一瞬の輝き
10時ごろ

「輝ちゃん、歩ける?
前いた、603号室なんだけど」

「大丈夫です」

できるだけ、普通を装った。

あたしの中には、
不安と、緊張がうずめいていた。

それに頭痛や、身体の節々が痛んだ。


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