一瞬の輝き
あ、そうだ。

5時20分に広場に待ち合わせだった。

スーッ

コンビニの自動ドアが開いて
涼しい店内に入った。

「パンとジュースと
ヨーグルトとお菓子と……」

「よく買うなぁ…」

廉は両手にたくさん買っていた。

「オレは
ジュースとパンだけでいいや」

輝になんか飲み物買っていこうかな。

「あれ、瞬って
コーヒー派じゃなかった?」

紅茶を持っているオレを見て
廉が首をかしげた。

「あ
ちょっと待ち合わせしてるから
買っていこうと思って」

「何だ、女か」

「なんだよ」

「別にぃ」

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