一瞬の輝き
「え…な、何を言い出すんですか。」

「輝、瞬くんと出会ってから
とても元気になったの」

オレは、口を開けなかった。

「今まで吹奏楽以外に
興味持たなくって
学校以外は引きこもりがちだった。

でも、最近朝早く家を出たり
午後に塾の友達と
遊びに行ったりしているの。

もしかしたら
1回話してくれた瞬くんの
おかげじゃないかなって思って。

今まで男の子と接点が少なかったし
魅力的な子だったんじゃ
ないかなって」

「…」



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