一瞬の輝き
はい
って言おうとして止まった。

オレの存在で回復している
輝はどうするんだ?

オレが行っている間に
輝の命が尽きたらどうするんだ?

「ん?」

口をあけたまま
思考停止の顔をしてるオレに
先生が顔を曇らせた。

「す、すこし
考えさせてください」

「ああ。
12月の半ばくらいまでに
決めてくれればいいから」

「失礼します」

そそくさと部屋を出た。

ペタンッ

思わず座り込む。

サイコーの話なのに…。

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