一瞬の輝き
「瞬くんこそ。アメリカの大学に
留学できるんでしょ?
すごいわぁ。
あたしもコンセルヴァトワールとか
行ってみたぁい」

「また、大きな夢…」

香里さんが
アタックしていることは分かっていた。

だからこそ、ほったらかす。

「そろそろ、リハだから行くね。」

「演奏聞いたら、すぐ帰るんで」

「えぇぇ…。ま、仕方ないよね。」

「じゃ」

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