一瞬の輝き
「小林輝。
大脳萎縮だと聞いている。
研究するのに検査させてくれる人が
いなくてな…。
武藤君が小林さんの知り合いだと
最近知ってね。
話をつけてもらえたらいいと
思っているのだが……」

「…」

オレが悩みに悩んでいるのを
感じ取ったのか、教授は

「その件についてはまた考えよう。
下がっていいよ」

そう言った。

「はい。では・・・」

パタンッ


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