キミに恋してずっと

私は冬休み必死で勉強した
自信とかなかった
ただ優のそばにいたかったから

冬期講習最終日
いつものように優と会話した

「れい、」
真面目な顔で名前を呼ばれた
「ん?」
「絶対T高入ろうな」
「うん」
「約束だかんね」
「…うん」
自身がなかった
約束を守れきれる自信
「なんでそんな自信ない顔すんだよ、
 絶対大丈夫、冬休み終わってからも
 勉強さぼるなよ」
そう言って優は私の髪をくしゃくしゃに
して頭を撫でた。


ありがとう、
私はいつも優から
強いものをもらってたね
いつも助けてもらった



そんな優が私は好きになっていった
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