【長編】好きって言って



「うん。何?」




楓は机に頬杖をついてあたしを見上げた。




って何か……改めて言うの恥ずかしいな。




はは……。




「んとね……?」




「うん。早く言ってよ」




そう急かす楓にあたしは勇気を出して言った。




「実は、耀と付き合う事になりました」




……。




ってあれ?




何か楓キョトンとしてるんだけど!?




すると楓はニコッと笑った。




「ホントに!?やったじゃん!」




「うん!」




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