【長編】好きって言って
むかむか
゚・。。・゚・。。・゚Mei side*
授業がやっと終わって、待ちに待った放課後。
「終わったぁ!!!」
両手を上に上げてあたしは叫んだ。
すると楓はそんなあたしを見て、微笑んだ。
「よかったねぇ。待ちに待ったデートに行けるじゃん」
「うん!」
大きく頷くと、楓はクスッと笑ってあたしの頭を撫でた。
「じゃぁあたしは昇降口まで一緒に行こうかな」
そう言われてあたしは頷くと、一緒に教室を出た。
昇降口について、ローファーを靴箱から出して履き替えた。
すると楓が外を見ながら呟いた。
「何か……校門の方人いっぱいいない?」
「え?」
その言葉にあたしも校門に視線を向けると、すごい人。