【長編】好きって言って
耀をギュッと抱きしめてあげたいよ。
だって今の言葉すごく嬉しかったから。
ホントに好きでいてくれてるんだって思えたから。
「耀……」
「ホントに芽衣の事大切にしたいって思ってるから」
そう言って優しくキスした。
甘くてとろけそうなキス。
優しくあたしの唇をなぞっては離れてを繰り返す。
もっと……触れたくなるようなキス。
「……んちゅ」
部屋に響く音にあたしの顔は赤くなっていく。
……耀、絶対わざと音たててる。
なんて思ってたけど、頭が働かなくなって最後は頭が真っ白。
ただ考えられるのは。