【長編】好きって言って
あたしからも仲直り
゚・。。・゚・。。・゚Mei side*
濡れてしまった耀の為に、あたしは耀と一緒に家へと向かった。
「俺んち戻ろうか」
そう言ってあたしの手を握ると、耀はフッと微笑んでゆっくりと歩き出した。
耀の家の前に着くと、耀は扉を開けてあたしの腰に腕を回してあたしを家の中に招き入れた。
うわ……何か緊張する。
すると耀は、真っ直ぐバスルームへと直行して行った。
「俺、お風呂入ってくるから。リビングか俺の部屋か、好きな方にいてね」
そう言って耀は優しく微笑んだ。
その笑顔を見て、あたしはふわりと微笑んで頷いた。
「うん、分かった」
そう答えると、耀は満足そうに微笑んでバスルームへと入って行った。
うーん……。
どっちにいようかな。
やっぱりリビングにいようかな。