【長編】好きって言って



「あ……ぇ」




どうしよ。どうしよぉ!




こういう時どうすればいいの!?




何て言えばいいの!?




芽衣……ピーンチ!!




「クス……冗談だよ」




笑いながら耀はあたしから離れると、玄関を開けた。




「どうぞ?」




へ……??




冗談???




キョトンとしていると、耀はあたしの腰に腕を回して家の方に引いた。




「ほら?入りなよ」




うぅ……。




あたしは真っ赤な顔で家の中に入る。




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