【長編】好きって言って
腰に回されてる……耀の腕が触れてる部分が熱い。
そこに熱が集中してて、変な感覚。
すると耀は回してる腕を自分の方に引き寄せて、あたしを近づけると耳元でまた囁く。
「芽衣ちゃん……怖気づいちゃった?」
かなり怖気づいておりますよ。
でも!!
ここで負けたら女が廃る!!
「全っ然!!」
赤い顔してそんな事言えんのか?
って自分でもツッコミたいくらいだけど。
あたしはキッと耀を見上げた。
すると耀はフッと笑って口を開いた。
「じゃぁさ……俺の部屋。来る?」