【長編】好きって言って



そんでもって、美少年、そんな言葉がピッタリの顔。



少したれ目の二重は、笑うと半分くらいの大きさにある。




大人っぽい顔立ちだけど、笑うと幼くなる。




はぁー……。




今日も格好いい。




なーんて、うっとり耀に見惚れてたのにあたしは女の人の一言によって現実に引き戻された。




「ねぇ。耀に妹なんていたっけぇ?」




は?




妹ぉ……?




すると、ニコッと微笑みながら耀は口を開いた。




「違うよ。妹じゃなくて幼馴染。輝(テル)と同い年なんだ」




輝……っていうのは、耀の弟。




で、もう1人の幼馴染。




すると女の人は、あたしを見て笑う。




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