【長編】好きって言って



ごめんね……ホントに、ごめんね。




輝の気持ちに気付いてあげられなくて。




こんなに長い間一緒にいたのに。




あたし、全然輝を見てなかった。




「ごっめん……」




すると輝はあたしの頭を何度も撫でて、息を吐くとあたしを見下ろした。




そして再びあたしの頭に頬を摺り寄せると、掠れた声で言った。














「オレにしとけよ……オレを好きになってよ」









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