【長編】好きって言って
「あ、優雅おはよう」
そう言って笑顔を作ると優雅はあたしの頭を乱暴に撫でた。
「ったく心配したんだぞ!?」
って。
「やめてよ!髪グシャグシャになる!!」
あたしはその手から逃れて優雅を睨んだ。
もう!!
すると優雅はキョトンとした顔をした。
「お前の頭元々グシャグシャだろ?」
失礼にも程がある。
「最っ低」
すると楓は優雅を睨んだ。
「芽衣の髪はグシャグシャじゃなくて、ふわふわっていうの」