スキ時々キライ


学校の前には夏っちゃんが携帯をいじりながら待っていた。

「ごめ〜ん!!」

「やっぱり遅刻したな…」
夏っちゃんは予想通りって顔をして歩きだした。

「どこ行くの!?」

「とりあえずあっちに車とめてるから…」

夏っちゃんの後を急いでついていく。

「夏っちゃん車持ってたんだ♪」

「この前買ったの♪新車だよ♪」

夏っちゃんはニッコリ笑って車の鍵を見せびらかした。
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