スキ時々キライ
「開けていいよ♪」
私はゆっくり目を開いた。
鞄から急いで鏡を取り出す。
鏡に映ってるのはノーメイクのダサい私だった。
「最悪〜!!!」
マジ泣きそう…。
ノーメイクとかあり得なくねぇ!?
「メイクしない方が可愛いじゃん♪」
「嘘つき…」
「何が嘘つきなんだよ…」
「可愛いなんて思って無いでしょ!?私は嘘つきが大嫌いなの!!あんたなんて大嫌い!!」
思いっきり叫んでやった。
男は驚きながらもいきなり私を抱きしめた。