スキ時々キライ


「離せよ…」

男の声が上から聞こえた。
春輝だ!!

「春輝!!」

…ん??
春輝じゃない…。

目の前に居たのは彰だった。
彰は私の言葉なんか気にせず男たちを強く睨んだ。

「さっさと失せろ!!」

男たちは転びそうになりながら走って逃げて行った。
彰はしゃがんでる私に近づくと微笑んでそっと手を差し出した。
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