スキ時々キライ


私は思い切りドアを押した。
目の前には…。

「誰も居ない…」

目の前には…。
冬にしては暖かい空気が流れていた。
綺麗に空に広がる青色。
ゆっくり浮かんでいる白い雲。

それだけだった…。

屋上を見渡しても誰も居ない…。
春輝が居ない…。
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